凍結防止についてのご案内
前略 弊社製品につきまして、格別のお引立てを賜り厚くお礼申し上げます。
さて、寒さも増し凍結が心配される季節が近づいて参りました。
下記事項にご注意の上、処置していただくようお願い申し上げます。 草々
1. 吸引機、吸引車
1-1.ポンプ(ブロワ・スパイラルポンプ)凍結のご注意 (NM・NS・NSR車を除く)
- 1)凍結防止対策
- ①一日の作業終了後、必ず各キャッチャー及び、ポンプの水抜きを行った後、ポンプのドレンバルブを 「開」にして空運転を5~10分行ってください。(エンジン回転 約1000rpm)
- ②空運転しても凍結するようであれば、空運転後インペラ給油口より不凍液を適宜吸引させてください。 (不凍液濃度は気温により、2~4倍に適宜薄めてください。)
- ③極寒地区で移動中に水が凍るようであれば、3・4次キャッチャーに不凍液を使用してください。
- 2)凍結した場合
- 「スチーム」または「お湯」で完全に氷を溶かした後、ポンプを回してください。
(冷却水ラインの凍結にもご注意ください。)
- 3)ポンプ始動時のご注意
- 必ず、アイドリングでゆっくりクラッチをつないでください。凍結したままで急激につなぐと、ポンプの タイミングがずれ故障する可能性があり、修理には時間がかかります。また、吸引作業中でも冷却水が流れていることを必ず確認してください。(冷却水ラインの凍結にもご注意ください。)
1-2. バルブ凍結割れのご注意
水抜き後、バルブの開度を、約「45°」にしてください。
(全開、全閉でもバルブ割れの原因となります。)
1-3. 水ポンプ付の機種について
水ポンプ下部のピーコック(ドレンバルブ)より十分に水抜きを行ってください。
水抜き後、空運転を行い、水ポンプ内の水を完全に抜き、水ポンプを停止してください。
1-4. プランジャーポンプ付の機種について
- ①各ドレンバルブより十分に水抜きを行ってください。
- ②洗浄ホース凍結防止のため、作業終了後ホースを取りはずすか、ホース内に不凍液を通してください。
2. 洗浄車
2-1.プランジャーポンプ凍結のご注意
- 1)一日の作業終了後、必ず各ドレンバルブを開け、水タンク、プランジャーポンプ、配管内の水抜きを行ってください。また、コンプレッサー等の設備がある場合は、プランジャーポンプヘッド部カプラよりエアを入れ、ホース内の水抜きを行ってください。
(詳細は、取扱説明書を参照願います。) - 2)プランジャーポンプヘッドの水抜きを行ってください。(下記ポンプ型式参照)
ヘッド下側のエア抜きバルブを開けた後、棒を下から差し込み、内部の吸い込みバルブを押し上げ、水抜きを行ってください。
2-2. バルブ凍結割れのご注意
水抜き後、ドレンバルブ、プランジャーポンプのバルブは開度を、約「45°」にしてください。
(全開、全閉でもバルブ割れの原因となります。)
取扱上の注意事項 |
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①基本的にプランジャーポンプの空運転は行わないで下さい。ポンプ故障の原因となります。 ②ポンプヘッド内の残水を抜く場合に限り、空運転を行って下さい。空運転は、エンジン回転をアイドリング状態、 吐出圧力は無圧の状態で行ってください。ただし、5秒間以上の空運転は絶対に行わないでください。 |
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